こんにちは。移動販売のクレープ屋キャンプスクレープ代表のゆきち(@yuki_one2)です。11月から出店をスタートさせています!
さて今回はキッチンカーで保健所を突破する方法をまとめます。

キッチンカーに興味があるけど、どうやって始めるのかよくわからない。
当然です。誰でも最初は何もわからないんです。ましてや学校で教わりもしない開業の方法なんてわかるはずがありません。
でもここにたどり着いたあなたは大丈夫です。この記事さえ読めばきっとキッチンカーの開業について知ることができるでしょう。
かく言う僕は自分で業者に依頼しキッチンカーを製作し、自分で保健所へ行き営業許可をいただいてきました。
経験から開業方法は分かります。
最近だと営業許可までやってくれるキッチンカー屋さんが多いですが、そこには多大な手数料がかかっていることを忘れないでください。
僕は自分で営業許可をもらいに行くことをおすすめします。その理由は…
- 衛生面で気をつけるべき点がよくわかる。
- キッチンカーに必要なものがよくわかる。
- 一度経験すれば2度3度もできる。
- 「自分でやった」という自信になる。
人に任せるのは簡単ですが、時間と引き換えに大事な知識や経験も逃してしまう可能性があります。よって僕は自分で保健所の許可をもらいに行くことをおすすめします!
それではキッチンカーで開業するために、保健所で食品営業許可証をもらった方法を紹介していきます。
【キッチンカー】保健所で食品営業許可証をもらうのに必要な書類とは?
営業許可に必要な書類
必要な書類関係は以下の9点です。
- 食品営業許可申請書
- キッチンカー車内の配置がわかる平面図
- 車両を取り扱う店舗の届出
- 食品衛生者設置届
- 食品衛生責任者講習修了書
- キッチンカーの車検証
- 免許証のコピー
- 検便結果証明書(O-157のみ)
- 印紙代14,000円
それでは必要書類に関して補足します。ちなみに申請書関係は保健所でもらうことができます。
食品営業許可申請書
これは営業許可をもらうためのメインとなる書類で、全体の表紙とも言えます。店名や氏名、住所、電話番号、キッチンカーの設備について記入します。

営業許可申請書の一部
保健所のホームページから印刷してもいいですが、保健所でもらえるので書き方も含めて保健所でもらった方がいいでしょう。中身を見ても書き方がわからないと思うので、無理に埋める必要はありません。
個人情報だけは埋めて、他の必要な箇所はあとで、保健所の方に聞きながら記入すれば大丈夫です。
キッチンカー車内の配置がわかる平面図
食品営業許可申請書に添付する書類です。キッチンカーの料理するスペースに何が積載されているのかを図で記入します。
ただ闇雲に記入すればいいわけでは無く、保健所の基準に則った書き方が必要です。例えば給水タンクの容量や、窓に網戸が付いている、ゴミ箱に蓋が付いているなどを書かなくてはいけません。
これも記入例があるので、保健所の職員と相談して進めていった方がいいと思います。
車両を取り扱う店舗の届出
車を使って飲食店を開業する場合に追加で必要となる書類です。と言っても記入に難しい事はなく、数分で書き終わるような内容です。
詳しくは忘れてしまいましたが、確か売ろうとしている商品名、主な原材料の仕入れ先、駐車場までのかんたんな地図などを記入しました。
感覚としてはそんなに重要な書類ではないようで、サラッと書けるような内容でした。適当でも大丈夫だそうです。
食品衛生者設置届
飲食店には必ず一人「食品衛生責任者」を置かなくてはいけません。そのための届出がこの書類です。

食品衛生責任者設置届
A4一枚の書類で記入項目の多くはありません。
食品衛生責任者講習修了書
食品衛生責任者講習を受講した証明書です。食品衛生責任者設置届を受理してもらうのに必要な証明書になります。
食品衛生責任者は誰でも取得することができる資格です。9,000円の受講料を払って6時間くらいの講習を受けると、この修了書が発行されます。
キッチンカーの車検証
実際に営業で使う車の車検証と、そのコピーが必要です。提出はコピーだけですが、記載に偽装がないかチェックするために本物も必要です。
免許証のコピー
キッチンカーを運転することができる運転免許が必要です。ほとんど普通免許で大丈夫ですね。
検便結果証明書(O-157のみ)
事前に検便をした結果を提出する必要があります。検査項目はO-157だけで大丈夫ですが、結果が出るまでに1週間ほどかかる場合があります。この検査は保健所の審査を待たずして行った方がいいです。
僕は直前まで検査をやっていなくて、かなりバタバタしました。できる事は先にやるべきですね。検便は保健所だけではなく、探せばいろんな所で受け付けています。
値段はピンキリなんですが、1,000円切ればいい値段だと思います。近場で探してみましょう。
印紙代14,000円
審査にかかる費用です。意外とかかるんですね…
必要な物は書類だけじゃない
以上が保健所の営業許可で必要な「書類」です。しかし一番大事なのは書類ではなく、キッチンカーの内装と設備なんですよね。
都道府県でその基準は微妙に違ってくるので、キッチンカーを製作する前に絶対に保健所に相談に行きましょう!
設備が基準に適合することを第一に考えて、その中で使いやすさやオシャレをデザインしてきます。
僕が千葉県の保健所の営業許可をもらった時に、重要な項目を動画にまとめましたので、そちらもぜひご覧ください。
これを見ればキッチンカー製作で重要なポイントがわかるはずです。
まとめ
いかがでしょうか?以上が保健所の営業許可に必要な書類です。発行されるまでに時間がかかる書類は「検便結果証明書」と「食品衛生責任者講習修了書」です。
これはキッチンカーの製作を待っている間に取れるものなので、事前に取ってしまうことをおすすめします。逆にそれ以外は急ぎではありません。
書類の記入も保健所の職員に聞きながらやれば難しいものでもありません。つまり保健所の営業許可の申請は頼まなくても、自分で出来ます。
キッチンカーを始めたい人はぜひ自分で営業許可を取ってみてください。その実績は必ずあなたの力になります!
最後になりますが、出店先に提出する重要な書類がもうひとつあります。それは「PL保険」です。
PL保険とは食中毒に対応する保険のことで、任意加入ではありますが求められることが多い保険です。おそらくキッチンカーをやる誰もが加入すると思います。
このPL保険も加入証明書の発行が遅れることがあります。キッチンカーを持っていなくとも保険に加入できるので、タイミングは考えましょう。ちなみに保険料は年間で数千円くらいなので、安い保険です。
それではまた次回の記事をお楽しみください。
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