こんにちは!
キッチンカーでクレープ屋をやっていたゆきち(@yuki_one2)です。
店舗でクレープ屋をやる場合と、キッチンカーでやる場合じゃ準備する機材も変わってきます。
YouTubeのコメントに毎日のように

どんな機材を使っているんですか?
という問い合わせが、バンバン届きます。
ということで、今回は僕が実際にクレープ営業に使っていた、機材のすべてを紹介しようと思います。
隠してるわけじゃないんですけど、あんまりキッチンカーで使ってる機材の情報って少ないんですよね。
・クレープ屋を始めるために必要な機材
・機材をそろえるための注意点
・必要ではないけどあったら便利なもの
クレープ移動販売に必要な機材とは?
クレープ屋をイメージして必要なものといえば、鉄板や生地を伸ばすトンボ、ひっくり返すへらなど、いくつかはかんたんに想像できますよね。

クレープ屋は簡単にはじめられそう!
僕はそういう気持ちでいました。
しかし、じつはクレープ屋も奥が深いんですよ。
開業に向けて準備を進めれば進めるほど、必要な機材はどんどん出てきます。
まずクレープ屋をやるならば材料が大量に必要で、それらを作る、そしてストックする機材が必要です。
そして必要な機材といっても、どれほどの規模で営業するかによって準備するものが変わってきます。
僕の場合は1日の営業で100食を作ることを目安にして、機材をそろえていました。
このことを考慮して、自分に必要な機材を考えていただけたらなと思います。
これから紹介するものは100食用意するつもりでいる、クレープ屋の機材たちです。
生地を作るために必要な機材
①ボウル
100食のクレープ生地を作るとなると、小さいボールでは効率が悪いです。
僕はクレープ1杯90ccで作りたいので、一度に作るとなると単純計算で9ℓ以上入るボウルが必要になります。
このボウルは直径39センチ、11ℓの容量があります。これならクレープ生地を一気に作ることができます。
②小麦粉保存容器
小麦粉やグラニュー糖を保存しておく容器です。
粉のものを袋のまま保存しておくと、気密性が悪く、中に湿気やダニが混入する原因になります。
一度開封したものを長く使えるように、密閉された容器を使うべきです。
この容器ならワンタッチで開封でき、気密性も高いので良い保存ができます。おすすめです。
③ミキサー
さすがに100食のクレープ生地を作るのに、泡立て器じゃあ厳しいですよね。僕が使っているのがこのミキサーです。
標準的なものでも十分ですが、大きめなミキサーがあるとさらにいいですね。
④粉ふるい
小麦粉はふるいにかけてサラサラの状態にしないと、ダマになったり、食感が悪くなります。製菓作りに粉ふるいは必須です。
ザルでもできなくは無いですが、専用の粉ふるいの方が早くて汚れません。
⑤ゴムベラ
普通のゴムベラで十分です。僕は100均で購入しました。
⑥生地を保存するタッパー
作った生地は通常、一晩寝かせてから使います。僕は冷やしやすさ、使いやすさを考慮して生地はタッパーに保存するようにしています。
これなら状態もわるくなりにくいし、使いやすさも十分です。
液漏れをしない、優秀なタッパーを使うようにしましょう!
使う分だけ出せるように、大きすぎないタッパーを使うのがポイントです。僕は2.6ℓを選びました。
これなら使う分だけ表に出せて、使わない分は冷蔵庫で保管ができます。
⑦温め用の鍋
生地を作るときは温めた牛乳とバターを使います。鍋は普通のものでいいでしょう。
⑧計量器
製菓作りは分量がとても大事です。g単位で計量できるものにし、最大に計測できる重量も5kgくらいあると良いですね。
クレープを焼くために必要な機材
①鉄板
クレープ作りの柱です。火源をガスにする人は鉄板が必要ですが、電気コンロを使う人は必要ありません。
僕が使っているのがこちらの鉄板です。重量感がかなりあり、見た目以上に重いです。
使っていくほどくっつきにくくなる感じがあり、生地の伸ばしやすさも段々と良くなっている気がします。
長く使っていくなら、この「クレープハウスプチ」さんの鉄板がおススメです。
②コンロ
火源を何にするかによって選ぶコンロは変わりますが、すぐにクレープ屋始めるなら、ユニフレームのコンロがおススメです。
ガスはカセットコンロで利用でき、一本でも長時間の加熱が可能です。
クレープ屋だと1日で1.5本くらいカセットコンロを消費します。
後々はプロパンガスを契約しようかとも思いましたが、今後もこれで十分かもしれません。
コンパクトに収納でき、支柱も熱くなりにくいので使う場所も選びません。無駄のなさが一番のおすすめポイントです。
クレープ屋を辞めても、普通に使える代物です。
③スパチュラ
クレープをひっくり返すあの道具です。
鉄板や生地の大きさによって、スパチュラの長さを合わせましょう。
僕は鉄板が直径40cmあり、クレープの大きさも30cm後半の大きさになるので、長いスパチュラが必要です。
このサイズで刃渡りは31cmで、選べる中では一番長いものです。
これでも十分ですが、もう少し長いのがあれば嬉しいです。
④レードル
生地を鉄板に注ぐ道具です。
生地を何ccにするかによって、レードルを選ぶ必要があります。
タイプとしては普通のおたま、横口になっているおたま、円柱になっているタレ用があります。
使いやすいのは横口タイプですね。ちなみに僕は90ccのレードルを使っています。
⑤トンボ
クレープ生地を薄く伸ばす道具です。丸型と三角、四角などのタイプがあります。
僕の生地の場合は、丸型のトンボが相性良かったです。
どれがいいかは何とも言えません。生地によって違います。
トンボも長さが大事で、作りたい生地の半径となるトンボを選びましょう。
⑥トンボ置き
トンボは水に浸けておかないと、生地にくっついてしまいます。トンボを浸けておける器を準備しましょう。
僕は100均で購入した小物入れを使っています。
⑦ミトン
鉄板を片付けたり、動かしたりするのに必要です。
一度温めた鉄板は長時間高温を保っています。ミトンがないと動かすことができません。
僕は100均で購入しました。
⑧鉄板へら
鉄板に付いた、クレープ生地のカスを剥がすために使います。
擦ったくらいではなかなか剥がれないので、ヘラがあるとちょっと便利です。
100均で購入できます。
盛り付けなために必要な機材
①小分け用タッパー
僕はよく使うチョコチップやコーンフレークをタッパーに入れて、すぐに使えるようにしています。
手軽に盛り付ける環境を作ることは大事ですよね。
②クーラーボックス
材料がたくさん入るように、かなり大きなものを用意しておくといいでしょう。
僕はコストコで売っていた、85ℓ入るものを使います。最大保冷時間が5日間と桁外れな機能を備えています。
Amazonや楽天でもクーラーボックスは売っていますが、高機能なものは値段も高額になっています。
コストコが近くにない場合はホームセンターに行くなどして、とにかく実物を見ることをおすすめします。
保冷力で選ぶなら「ロゴス」のクーラーボックスはおすすめです。アイスクリームが8時間溶けませんでした。
食材を保管するアイテムなので、クーラーボックスが駄目だと営業に支障がきたします。
クーラーボックスはかなり考えて選びましょう。
③保冷剤
クーラーボックスに入れる保冷剤です。保冷剤も高価なものは機能が高いです。
冷却が長時間続く保冷剤を選びましょう。
④スプーン
盛り付けの時に、あまり素手で材料を触るのは好ましくないです。盛り付け用のスプーンなどがあると衛生的ですね。
僕はオシャレな木のスプーンを使っています。
⑤ミニトング
これも盛り付けの時に使います。特にバナナは触るとネバネバしていて、気持ちのいいものじゃないですよね。
指の代わりとなるミニトングがいくつかあると、衛生的で便利です。
Amazonの他に100均やニトリなどで売っています。
⑥ナイフ
フルーツなどをカットするときに使います。
小型の包丁などでもいいですが、僕の場合はキャンプ感を出すためにあえてナイフを利用しています。
⑦クレープ立て
盛り付けのためにクレープを立てておく台座があると効率的です。
特にクレープを巻いた後にクリームなどを盛り付ける場合は、クレープ立てがあると便利ですよね。
クレープ立てなのですが、そういう商品は無く、アイスクリーム用の「コーンスタンド」を代用として使います。
⑧アイスディッシャー
クレープにトッピングとしてアイスクリームを考えているなら、アイスクリームディッシャーが必要です。
ディッシャーにも規格があるので、作りたい大きさのもの購入しましょう。
引用元:「パックハマヨシ」
18-8 デラックスアイスディッシャーアイスクリームを丸くすくうための道具です。ポテトサラダの盛り付けや、味噌などを取り出す際にも便利です。業務用として作られたノーブランド品のため、一律1,549円と大変お買い得です。人気のロングセラー商…
いろいろなアイスクリームディッシャーを試してきましたが、こちらのAmazonで買えるディッシャーは別格です。熱伝導で絶妙に溶かしながらすくうので、盛りつけやすさが全然違います。
⑨包装紙
歩きながら食べるクレープを作るなら、包装紙は必須です。
デザインが決まっている包装紙が一般的ですが、自分の店のロゴなどをプリントできる業者もあります。
クレープの予算などを考えて、自分に合った包装紙を選びましょう。
ちなみに僕の場合は、固定デザインの包装紙を選び、お店のロゴシールを貼って個性を出しています。
⑩まな板
クレープ生地を置いておくために絶対に必要です。
直径40cmのクレープに使うので、普通のまな板でははみ出てしまいます。
専用のものを買うか、自分で作る必要があります。
僕は趣味がDIYなので自作しました。とても気に入っています!
ネットショップで購入しても全然問題ありません。
(11)小型フライパン
ホットクレープを提供するときに小さい鍋があったらいいですね。生地と一緒に焼くと生焼けになるので、具材は分けて調理した方がうまくいきます。
キャンプ用の小さいガスコンロと一緒に使うと、場所も取らないのでキッチンカーにはぴったりです。
その他あったら良い機材
①制服
僕の場合はエプロンを用意しました。エプロン一着で3,800円ほどです。お店のロゴが入ると、それだけでオリジナル感が出ます。
エプロンでなくとも、何か統一の制服があるとお店っぽくなりますよね。
②シール
クレープの包装紙に貼るロゴシールです。他にも例えばドリンクのプラカップなどにも使えそうです。
使い方はアイデア次第です。2,500枚で16,800円でした。もう少し安くできそうです。
まだまだ機材は必要
以上がこれまでで準備してきた機材です。
これから先も営業を進めるにつれ、必要なものが出てくることでしょう。
必要なものはやってみないとわかりません。逆に買ってみたものの、意外と使わなかったものもあります。
大事なことは現状に満足せずに「もっと効率的に作業するにはどうすればいいか?」ということを日頃から考えておくことです。
これからも使ってみて便利だったものは、このページで紹介していきます。
ぜひクレープ屋をやりたい、キッチンカーをやりたいという人は参考にしてみてください!!
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