こんにちは。移動販売でクレープ屋をもうすぐ始めるつもりでいるゆきち(@yuki_one2)です。
キッチンカー開業で最も大事なことであり、楽しいこと「販売車両の選定」ですね!!
大きさはどうしようかな?
デザインはどうしようかな?
何色にしようかな?
僕は考えるだけで楽しくなります(*^_^*)
『でもどこから選べばいいかわからないし、お金もそんなにあるわけじゃないし…』
これからキッチンカーを始めようとする人なら、まずたどり着く問題ですね。
よく調べないまま販売車両を購入してしまうと、余分に費用がかかったり、保健所の審査に通らない仕様にされたりと被害を被る可能性があります。
高額な車両を買うのだから、失敗は絶対にしたくないですよね。
そこで、この記事では移動販売車両の選び方と注意点を紹介します。キッチンカーの「顔」となるもので、満足のいく車両で経営を始めましょう。
・キッチンカーの注意点
・キッチンカーの種類
・キッチンカーの買い方
キッチンカー販売車両の選び方
まずキッチンカーは保健所の許可なく営業することが禁じられています。
駅前などに出ている外国人が経営しているキッチンカーなどは、許可なく勝手に販売しているケースが多いので注意してください。
衛生面の保証がないので、お腹を壊す可能性があり、さらにその責任も問えないことが多いです。
すべてのキッチンカーは保健所の許可のもと営業しなくてはいけません。
そして保健所の許可できるキッチンカーをいうものも決まっているので、まずそこを固めることが先決です。
キッチンカーの注意点-保健所の許可
保健所の許可は都道府県によって大きく基準が異なります。
つまりどこで始めるかによって許可が降りやすい、降りにくいが違ってきます。ここばかりは運なので仕方がありません。
また営業範囲も都道府県によって違います。
例えば千葉県だと、一ヶ所の保健所で許可がもらえたら千葉県内すべてで営業が可能ですが、横浜市の保健所だと横浜市だけの営業範囲になるようです。
川崎市で移動販売をしようと思ったら、川崎市の保健所の許可が必要になります。
まずは保健所で営業範囲を確認すると良いですね。
キッチンカー営業許可に必要な書類は
- 食品営業許可申請書
- 検便結果成績書
- 食品衛生責任者設置届
です。事前に保健所に行き、書類はそろえておきましょう。
実際に許可をもらいに行くときは制作したキッチンカーを保健所に持ち込み、見てもらう必要があります。
ここで保健所の審査に通らなくては、キッチンカーは始められません。
つまり先に保健所の審査内容を把握しておき、それに合わせてキッチンカーを制作するべきなのです。
保健所の審査基準で気を付ける点は
- シンクは何個必要か
- 手洗い用シンクの大きさはどのくらいか
- 給水排水タンクは何ℓ必要か
- 換気扇は必要か
- 網戸は取り付ける必要があるか
- 壁や床、天井の仕様はどうするか
といったところです。
ここをはじめに押さえてから、キッチンカー製作を検討しましょう。
ちなみに僕の場合だと
- シンクは2個必要(手洗いと食器用)
- 手洗い用のシンクは25cm×30cm以上
- 給水タンクは40ℓ以上
- 換気扇は必須ではないが、十分に換気ができるようにすること
- 網戸は必要
- 車内はすべて拭き取りやすい材質にすること
という指摘を受けました。
まずは保健所の審査を把握してから、自分のイメージに合ったキッチンカーを探し始めるのが良いですね!!

車を作ってから営業できませんじゃ意味ないもんね。
キッチンカーを選ぼう
僕のように個人でキッチンカーを始めようとするなら、選ぶべきキッチンカーは2択だと考えます。
軽バンタイプ もしくは
軽トラックタイプ です。
・費用が安い
・洗車がしやすい
・天井が低いため中で立てない
・車内が狭い
・中で立って作業ができる
・車内が広く収納も多い
・軽バンに比べ存在感がある
・費用が軽バンに比べ高い
・車検が大変な場合がある
軽バンでは車内が狭いため、腰痛などを引き起こす可能性があり、軽トラタイプでの営業を勧める声が多いです。
また大きいイベントになってくると、収納が小さい軽バンタイプは不利なようで、材料を大量に持ち込めないという欠点もあるようです。
費用としては
軽バンタイプは内装費込みで130~180万円
軽トラタイプは280~340万円くらいです。
あくまで僕がいろんなところで見積もりを取った概算なので、これがすべてでは無いです。
キッチンカーの買い方
キッチンカーを購入する方法も大きく2種類です。
- 中古車を買って内装を工事するか
- キッチンカー製造会社に依頼する
キッチンカー製造会社だと保健所の許可まで通してくれることがほとんどなので、作り直しというリスクがありません。
またいくつもキッチンカーを手がけているので、内装のノウハウなどが詰まっています。
しかしその分手数料が多くなるので、車両以外にかかってくる費用は多くなります。
保健所の審査基準をよく自分で把握し、内装のイメージがはっきりしているようであれば、中古車で購入した方が安く上がるかもしれません。
おすすめの中古車販売
BEE STAGE 早瀬店
以前は普通の中古車として経営していたそうなのですが、キッチンカーの反響がよく今はほとんど専門店としてキッチンカーを販売している「BEE STAGE 早瀬店」です。
国内でもキッチンカー専門の中古車店は少なく、全国から埼玉県にあるここに訪れるそうです。
内装の基本の型は決まっていて、車両を選んでから内装の工事を進めていく流れになります。
すでに内装が完成している車両もあるので、そこから選ぶこともできます。この場合だと工期が短いので納車も早くなります。
僕は軽バンタイプを見積もりに訪ねましたが、内装はめちゃくちゃ良かったです。清潔感があり、すぐにでもはじめられそうな形になっていました。
中古車を検討している人なら、一度は来てみることをおすすめします。
おすすめのキッチンカー製作会社
フードトラックカンパニー
このブログで「試食会」を体験した際にも紹介しました「フードトラックカンパニー」さんです。
試食会も本当に良かったですが、この会社のメインはキッチンカーの製造販売です。
事務所は目黒区中目黒にあります。
代表を務める方がもともとキッチンカーの経験者で、車両にも当時の使いやすさのノウハウを詰め込んでいるのが特徴です。
ここで製作依頼をすると保健所の許可まで取ってくれるので、作り直し無しで確実にはじめることができます。
ここでおすすめしている車両は軽トラタイプです。
こういうフロントを「シトロエンタイプ」と良く言われるのですが、まさに写真にあるものを作ってくれます。
僕としてはこれがめちゃくちゃカッコよくて、予算に余裕があればフードトラックカンパニーさんで依頼したかったです。
軽バンタイプと比べると費用が高く、おそらく写真のようなものを依頼すると内装こみで310万円~くらいになると思います。
オプションや外装もすべて自分で決めることができるので、お気に入りの一台が製作できることは間違いないでしょう。
移動販売車.net
同じように独自のキッチンカーを製作できる「移動販売車.net」さんを紹介します。
「移動販売.net」というサイトを運営しながら、自社工場でキッチンカーを作成しているため、間に余計な会社が介入していません。
工場は埼玉県の岩槻インター近くです。実際に行ってきました。
普通車のトラックも、軽トラタイプのトラックも細かいところまで作りこめるのが特徴で、オリジナルのラッピングも外装に施すことができます。
写真のように吉野家さんもここの工場でキッチンカーを製作しています。
普通車のトラックタイプで300万円後半くらいの値段だそうです。ちなみに軽トラも300万円くらいなので、どうせだったらと普通車の方を勧められました。
しかし僕は予算的に軽バンタイプを見に来たので、事業が軌道に乗ったらここでの製作を考えようと思います。
コチラの軽バンタイプで130万円でした。
以前は送迎用の車両として使われていたのを、内装を工事しキッチンカーに仕上げています。
平成22年の車両で走行距離は6万キロほどでした。内装をかなり綺麗に仕上げているのが印象的です。
一から自分好みの車両を作りたい人には、ぴったりの会社だと思います。一度見積もりを依頼してみてください。
まとめ
キッチンカーを購入するには
- まず保健所で審査基準の確認
- 車両のタイプを選ぶ
- 中古車か製作会社を選ぶ
予算や持っているキッチンカーのビジョンは人それぞれで違うはずです。自分にとってベストな方法をとにかく探りましょう。
そのためには持っている選択肢を知る必要があります。
キッチンカーの一番のメリットは初期費用の安さだと思います。
いきなり躓くわけにはいきません。車両選びは慎重にいくべきです。いくつか見積もりを取り、その中でじっくり選択していきましょう!!
ちなみにまだ車両を持っていない僕としては、中古車で軽バンで始めようかと思っています。
金融公庫の審査に落ちてしまい、予算がとにかくありません。人それぞれベストな方法は違いますからね。
コメント
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